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現在位置 :トップページ請願・陳情審査結果 › スケートボード練習場(アーバンスポーツ広場)の設置に関する陳情

請願の詳細情報

陳情第6号 スケートボード練習場(アーバンスポーツ広場)の設置に関する陳情

受理番号
陳情第6号
受理年月日
令和4年8月4日
付託委員会
市民生活
委員会付託日
令和4年9月2日
委員会審査日
審査結果
議決結果
継続審査
議決年月日
紹介議員

内容

陳情第6号
  スケートボード練習場(アーバンスポーツ広場)の設置に関する陳情

【要旨】
  スケートボード練習場(アーバンスポーツ広場)の設置を要望いたします。
                   記
1.子供から大人まで、伸び伸びとスケートボードの練習ができる場所を戸田市内に造ってください。
2.設備など様々な種類・形状がありますので、愛好者の意見を取り入れてください。
3.設備の設置や設置後の環境において予想される問題点を事前に検討し、利用者の観点から見ても魅力的な場所になるように検討をお願いいたします。
4.スケートボード愛好者だけではなく、スケートボードに興味を持って始める方たちにとっても切実で緊急な要望であります。早急に御対応いただきたく存じます。

【理由】
 戸田市でも、スケートボードやビーチクルーザーに乗り移動する方々を見かける機会が増えました。公園で、スケートボードの練習をする子供や道で練習している姿、自転車の籠にスケートボードを入れている子供の姿も見かけました。スケートボードは、今では手に入りやすく、玩具売り場やスポーツ用品店でも必ず見かけます。スケートボードに興味を持ち始める子供や昔を思い出して始める大人も増えてまいりました。日本のスケーターの活躍も後押しとなって人気スポーツの一つとなりました。スケートボードというものは、とてもシンプルな作りで愛好家の年齢層も幅広く、上は80歳から下は3歳や4歳児の小さな子供たちが同じフィールドで汗を流し練習をします。この幅広い年齢層が集まるスポーツは、草の根文化またはコミュニティーが作り出されると考えられます。草の根文化の側面は、コミュニティーづくりや地域再生といった面で社会貢献につながっていきます。例えば、スケートボードの誕生するきっかけとなった「サーフィン」です。多くのサーファーは、自然環境問題に関心が高く、ボランティアで海岸のごみ拾いや清掃など行うコミュニティーが数多いことで知られています。このように、スケートボードを媒介として、スケーターコミュニティーが草の根文化として発展することができれば、地域社会に貢献していける若者も増えるきっかけになると思います。スケートボードは、コロナ禍で他県へ出られない期間でも、気軽に始められるスポーツとして注目を集めました。スケートボード人口の急増は、オリンピックの影響も強いですが、幅広い年齢層や仲間と楽しむだけではなく、「個人」でも楽しみを広げられるスポーツとしては珍しいジャンルであるからだと思います。愛好者が増え多くのパークは、飽和状態が続いています。日本国内において通行の頻繫ではない道路上でスケートボードは可能ですが、人口14万人を超える戸田市においても、決して安全な行為とは言えず、パークに入れない愛好者やスケートボードを始めたばかりの初心者は、近所のスペースでスケートボードをします。子供たちが気軽に行けて、大人たちも楽しんでスケートボードができるように、公園内・高架下・工場や倉庫街などの街の一角に、スケートボード可能なエリアが必要です。公園の魅力向上を掲げ、スケートパークの建設企画・検討する自治体は増え、スケートボートが出来る施設の計画が盛んに話し合われ、実際に施工につながる地区も増えています。NPO法人日本スケートパーク協会のアンケートで「公共のパークが必要な地域」の中に、「埼玉県」も上位に上がり公共のスケートパークを必要としています。
 オリンピックが転換期となり、夢と希望を持ってスケートボードを始める子供も増え、スケートボードスクールの需要も増えました。大会を目指す選手ともなると、一つの技を極めるために1日にいろいろなスケートパークに足を運び、技を自分のものにするトレーニング(練習・遊び)をします。段差・手すり等は、スケートパークによって違いがあり、地盤も異なるので、どんな状況にも対応するために、選手は移動を重ねトレーニングに励みます。重複しますが、ビギナーについては、安心・安全に気軽に練習できる場所が必要です。スケートボードは、有名選手との距離がとても近い珍しいスポーツです。大会で優勝した選手、オリンピックで解説していた選手、憧れのスケーターと一緒にスケートボードを楽しめる。スケートボードは、そういったスポーツです。メディアやSNSで、スケートボードをやったことがない方々にも、称賛されていましたが、競技中でもお互いを尊重し励ましあう姿は、スケーター同士にとっては日常です。スケーターが、ビギナーにスケートボードのアドバイスをしたり、技を見せてあげたり、スケートパークのルールをアナウンスしたり、スケートパークの清掃など、スケーターは自分たちで出来ることは自分で行動していきます。このスケートボードですが、コンプリートデッキを購入すれば、すぐに始められるという手軽さがありますが、2輪の乗り物と違います。よく見かけるブレイブボードとは違います。1枚の板に4つの小さなタイヤ(ウィール)がついた乗り物で、ブレーキがありません。坂を上る、坂を下り足でブレーキをかける。段差を超えるなどの練習も必要です。この基本的な技を練習するためにも、アスファルトの地盤ではないコンクリート地盤の練習場所が必要です。平地では練習の幅を広げていくことが出来ません。戸田市の公園で多く見かける砂地でも、小さなタイヤに砂利が巻き込まれて練習にはなりません。
 戸田市は、「戸田市におけるスポーツ・レクリエーション」(交流型まちづくり)の基礎研究を行っていらしたと存じますが、スケートボードについても、大変魅力のあるスポーツと言えます。北戸田駅の前にある公園(ボール公園)のような特徴のある素晴らしいワクワクする様な公園を、戸田市にたくさん造ってください。ボートをはじめとして魅力あふれる様々なスポーツが戸田市に集まり、市民だけでなく、市外からもアクセスのしやすい、この街に歴史のあるスポーツと新しいジャンルのスポーツでまちづくりにも挑戦し続けることは、戸田市で成長していく子供たちの「希望」にも繋がっていくのではないでしょうか。「都市 戸田市」となり魅力を継続し、発信し続ける街であり続けることを懇願いたします。
 戸田市には、スケートボードなどのローラースポーツを、危険や迷惑をかけずに楽しむ場所がありません。スケートボードについては、「ソーシャル・ディスタンシングを保てるスポーツ」「興味を持つ方の急増」「トラブルや事故を未然に防ぐ」「若者文化の発信と発展」等の見解からも、戸田市内でスケートボードを、練習できる場所が設置されることを要望いたします。


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