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請願第3号
子供一人一人を大切にし、感染症にも強い少人数学級を求める請願
【請願趣旨】
新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業中や学校再開への移行段階で「3密」を避
けるために分散登校や時差登校が行われました。分散登校中の少人数授業で、一人一人の
顔がよく見えることや、授業がよく分かることを、先生も子供も実感しました。授業を受
けた子供たちからは、「いつもより勉強がよく分かった」「手を挙げやすかった」などの声
が聞こえ、教職員から「ゆとりを持って子供たち一人一人と丁寧に関わることができた」
との声を聞きます。コロナ禍での緊急の措置だったとはいえ、少人数学級の利点がまさに
顕著となったのではないでしょうか。
先の見えない環境の中で、様々な課題を抱えた子供たちがさらに増えていくのではない
かと懸念します。一人一人に行き届いた教育を保障するため、全国の多くの自治体が独自
に少人数学級を実施していますが、国の責任による施策ではないため、自治体間格差が広
がっているという現実があります。教育の機会均等を保障するためには、地方に負担を押
しつけることなく、法的措置を取り、国が責任を持って少人数学級の前進とそのための教
職員定数改善を行うことが極めて重要であると考えます。
全国知事会会長・全国市長会会長・全国町村会会長も少人数学級の実施を求めています。
少人数学級の前進は、圧倒的多数の父母・保護者と教職員、地域住民の強い願いです。
以上のことを鑑み、私たちは貴議会が以下の点について国に対し、意見書を上げていた
だくことを強く願い請願致します。
【請願項目】
国は、標準法を改正し、教職員定数改善計画を立て、教職員定数の改善を行うとともに、
地方に負担を押しつけることなく、国が責任を持って早急に30 人学級、その後速やかに
20 人程度の学級への移行と環境整備を行うこと。
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