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平成25年12月定例会(第5回)
一般質問 手塚 静枝
1.子供の「ネット依存(嗜癖)」の予防と対策について
(1)子供の「ネット依存」がスマートフォンの登場でさらにふえ、アルコールや薬物への依存と変わらない「生易しい問題ではない」状況になりつつある。
ある調査で、「インターネット依存」の中高生は、全国で推計約52万人に上ると報告された。今や小学生にまで「ネット依存」が及んでおり、依存症予備軍はもっといると推計される。ネットが子供たちの身近な存在となり、人依存やつながり依存に追い込まれている。子供を「ネット依存」から守るための予防と対策が必要である。
@子供の「ネット依存(嗜癖)」が増加している問題について、市の見解と現状の把握は。事例はあるか。利用の実態調査は必要ではないか。
A今後、学校でスマートフォン・携帯電話などとのつき合い方に関する教育も必要であると思うが、いかがか。また、ルールづくりが必要ではないか。
B指導内容や実態把握した結果を職員全体で共有し、予防や対策が講じられる体制が必要ではないか。
Cカウンセリングの体制はどうなっているのか。
D早期発見・早期対応が大切であることから、教職員やPTAに対する教育や、研修会などの対応が必要であると思うが、いかがか。
(2)日本小児科医会は、乳幼児の心身の発達への影響が心配されるとして、「スマホに子守をさせないで!」と保護者に対し啓発活動を行った。母親の約8割がスマートフォンを所持しており、子供が何らかの影響を受けているため、親への周知と啓発が必要である。
@ネットをしていて家事をしない、子供の世話をしないなどの深刻な事態になっているケースがあるが、現状の対応と、今後の予防と対策はいかがお考えか。
2.空き家対策の市の取り組みについて
(1)平成20年度時点の全国の空き家は757万戸、総住宅戸数の13.1%となっている。現在、272の地方公共団体で空き家等の適正管理に関する条例が制定されている。
我が市でも平成24年11月に文教・建設常任委員会から「空き家条例制定に向けての提言書」が出されたが、本市の条例制定に向けての考えを伺う。
(2)埼玉県では、平成25年10月30日に倒壊被害や周辺環境の悪化が懸念される空き家対策として、市町村のまちづくり行政職員向けの「埼玉県空き家対策指針」を作成した。ホームページで閲覧できる。
この指針は、市町村のまちづくりを所管する住宅・建築・都市計画行政部門の職員が、空き家対策を行う際に活用できるよう、空き家の安全対策と利活用策を2つの柱として役立つ情報が取りまとめられている。
本市は、この指針をどう生かしていくのか。独自の条例はいつごろになるのか。