令和元年12月定例会
令和1年12月3日 (一般質問)
林冬彦 (令和会)
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1.本市におけるブラックアウト(大停電)対策の現状と今後の対応について
(1)台風15号により、千葉県の多くの自治体がエリア全体の電力供給が停止するブラックアウト(大停電)に見舞われた。このブラックアウトでは、非常用発電設備で対応できる施設もあったが、ブラックアウト状態が想定を超えて長期化する中で、燃料の供給を初めとしてさまざまな問題が発生し、結果、自治体における従来のブラックアウト対応体制の見直しが重要視されている。
そのような状況を踏まえ、本市におけるブラックアウト対策の現状と今後の対応について、問う。
@災害発災後の情報発信拠点や避難所、救急救命、消防、医療等に対応する主な公共施設のブラックアウト対策の現状は。
Aブラックアウト対策に関する今後の取り組みは。
2.台風19号襲来前後を通して本市が行った市民や避難所ニーズの把握及び情報発信等について
(1)台風19号被災を経て、これまでの防災対応の見直しの必要性が、先に開催された戸田市議会全員協議会でも指摘されたところであるが、市民が自助や共助行動を起こす際、その判断には「必要な情報が提供されていること」が欠かせない。このたびの台風19号被災体験から学び、今後の災害に備えるためにも、台風19号襲来前後を通して、本市が市民や避難所ニーズをどう把握しどのような情報発信を行ったかといった実態等について、問う。
@台風19号襲来前(10月11日以前)に、どのように市民ニーズを把握し、また、市民に対する情報発信を行ったか。
A台風19号襲来前(10月11日以前)に、どのように避難所のニーズを把握し、避難所に対する情報発信を行ったか。
B台風19号襲来日(12日)に、どのように市民ニーズを把握し、また、市民に対する情報発信を行ったか。
C台風19号襲来日(12日)に、どのように避難所のニーズを把握し、避難所に対する情報発信を行ったか。
D13日以降、どのように市民ニーズを把握し、市民に対する情報発信を行ったか。
E台風19号襲来日(12日)に、戸田市ホームページや市内河川に設置しているカメラ(ユーチューブ中継)がつながりにくかった、停止状態になっていた、という声が寄せられているが、その原因と今後の対策はどうか。
3.本市における防災・災害対応に関する教育や研修等の実施について
(1)今回の台風19号に遭遇し、自治防災会の一人として最寄りの避難所の設営・運営に携わった経験から感じたことの一つは、現在行われている総合防災訓練や水害避難訓練だけでは、これからも続くであろう災害の時代に対応できないのではないかという懸念であった。市民に対しては、「まず自助、次に共助、そして公助」という防災・災害対応の考え方と備えが求められており、そのために市は自助・共助・公助が機能するための適切な仕組みづくりや備え、情報提供等を行う必要があるが、災害に対して市民が提供された情報をもとに適切な行動をとるには、市民が平時から防災・災害対応に関する教育・研修等を不断に受けることが可能な環境であることが望ましい。そのような思いから、防災・災害対応に関する教育や研修等の実施の可能性について、問う。
@本市における防災・災害対応に関する教育や研修等の現状は。
A今後のさらなる災害ケースに対応するため、ハザードブック等の改訂や別冊発行の可能性は。
B戸田市総合防災訓練や水害避難訓練以外に、平時からの防災・災害対応に関する教育や研修等を実施する可能性は。
4.公益財団法人戸田市国際交流協会に求める役割について
(1)戸田市において近年ますます増加する傾向にある外国人市民の状況や、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催で来日する外国人観光客がさらに増加することを考えると、戸田市においても「外国人への対応や外国人との交流」等の重要性はますます高まるものと思われる。現在、戸田市の外郭団体の一つである公益財団法人戸田市国際交流協会では、@国際交流推進事業(日本の伝統・文化やイベント等を通して相互理解)、A国際協力推進事業(日本語教育や防災訓練、イベント等による共通認識)、B国際交流及び国際協力に関する普及啓発事業(会報紙やイベント、講座等を介しての情報発信)、C海外都市交流事業(友好・姉妹都市との青少年の派遣と受け入れで国際交流の体験)といった事業を、市民ボランティアがかかわりながら行っているが、これらの事業への評価と課題把握、今後さらに期待する役割などについて、問う。
@公益財団法人戸田市国際交流協会で実施している4つの事業についての評価は。
A公益財団法人戸田市国際交流協会で実施している4つの事業についての課題は。
B今後さらに期待する役割は。
市長
教育長
担当部長