請願第4号 原子力発電所再稼働に慎重かつ十分な審議を求める意見書の提出を求める請願
受理日:平成26年6月3日
付託委員会:総務
付託日:平成26年6月13日
議決日:平成26年8月27日
議決結果:採択
中山祐介
岡嵜郁子
遠藤英樹
【請願趣旨】
福島原発事故から3年が過ぎました。
福島県だけでも避難者は県内83,601人(5月27日現在)、県外45,854人(5月15日現在)、避難先不明者50人、合計129,505人に上っています(福島県ホームページより)。
さらに、低線量被ばくの健康影響は未解明な部分が多く、特に子供や若い人々の今後が憂慮されます。
この事故を受けて、原子力発電の安全対策に対する再検討が迫られ、世界各地で脱原発の動きが起こっています。
国内でもエネルギー政策の見直しを求める声が上がり、5月21日には福井地裁が大飯原発3・4号機の再稼働を認めない判決を出し、司法による判断が示されました。
高濃度汚染水の海への流出など、原発事故の被害は現在も続いています。原発の安全神話は崩れ、賠償・除染・燃料管理費用を考えると、本質的に高コストであることもわかりました。
戸田市議会は、国に対して、原子力発電所の再稼働について安全性の検証と、国民への十分な情報提供を行うこと、国民の生命と生活を守るため慎重かつ十分な審議を尽くすよう強く求めてください。
【請願項目】
「国内全ての原発再稼働について、慎重かつ十分な審議を求める意見書」を国に提出してください。