請願第2号 集団的自衛権に関する憲法解釈の変更に反対する意見書の提出を求める請願
受理日:平成26年5月30日
付託委員会:総務
付託日:平成26年6月13日
議決日:平成26年8月27日
議決結果:取り下げ
岡嵜郁子
【請願趣旨】
戸田市は、昭和61年6月に「平和な未来を築き、次の世代に引き継ぐため」平和都市宣言を行いました。「世界の平和は人類共通の願いであり、人類生存に不可欠な要件」です。
しかし、安倍内閣は今、集団的自衛権の行使容認を憲法解釈の変更で行おうとしています。
これまでの政府解釈によると、集団的自衛権とは「自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃があった場合、自国が攻撃されていなくても実力をもって阻止する権利」とされ、内閣法制局及び歴代政権は、我が国の憲法第9条のもと許容される実力行使の範囲を超えるものであり許されないと、かたく禁じてきました。
集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法の根幹である平和主義を否定するものです。
まして正式な改憲手続をせず、憲法解釈の恣意的な変更によってこれを行うのは、立憲主義・民主主義を踏みにじる危険な動きです。
長く議論され積み重ねられてきた憲法の解釈を、時の政府が勝手に変更するなど、許されません。本来、憲法尊重擁護の義務(日本国憲法第99条)を負う政治家こそが率先し、世界に誇る我が国の平和憲法を守るべきです。
今年の憲法週間に全国61カ所で、私たち市民自身が実施した「集団的自衛権行使の賛否を問う街頭シール投票」の結果は、賛成1,898(16%)・反対7,584(62%)・わからない2,664(22%)の合計12,146票でした。
ちなみに、同じく埼玉県内で15回行った結果は、賛成253(15%)・反対1,122(68%)・わからない274(17%)の合計1,649票となりました。
戸田市民はもちろん平和を希求する大多数の国民の思いに反して、この国のあり方を根本から変えてしまう、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認に反対する意見書を、国に提出してください。
【請願項目】
「集団的自衛権に関する憲法解釈の変更に反対する意見書」を国に提出してください。