請願第4号 高齢者の孤独死、行方不明者をなくす施策を講じてほしい旨の請願
受理日:平成22年11月25日
付託委員会:健康福祉
付託日:平成22年12月3日
議決日:平成23年12月15日
議決結果:趣旨採択
花井伸子⇒望月久晴
【請願趣旨】
ことしの夏の異常な猛暑のなか、全国で熱中症による死亡者が500名を超えたと報じられました。多くは高齢者が、在宅での孤独死であったとのことです。あの猛暑の中、クーラーもかけずに我慢して過ごした独居老人の状況がうかがわれます。
他方、100歳を越える行方不明高齢者が全国で24万人を超えるとのショッキングな報道もされ、改めて高齢者の貧困と格差の広がりを実感するものとなりました。
私たち年金者組合は、高齢者に対する「お元気ですか」の声かけ運動を提唱し、高齢者の孤独死をなくす活動を微力ながら進めているところでございます。
しかし、活動に限界もあります。市はこれまでもさまざまな対応をなされ、努力をされていると存じますが、自治体として総合的に対応できるシステムをつくることが重要だと考えます。
上記の趣旨に基づき下記事項について御検討の上、実施できるよう請願いたします。
記
1.独居高齢者の暮らしの状況を把握する「訪問システム」をつくってほしいこと。
2.夏季、冬季の冷房、暖房のための電気代、燃料代等の費用補助制度をつくってほしいこと。
3.異常な猛暑、厳寒などに対応する、緊急避難施設を状況に応じて設置してほしいこと。
4.90歳を越える高齢者に行方不明者が存在しないよう常時、訪問・調査ができるようにしてほしいこと。