請願第1号 東海第二原発の運転期間を延長しないよう求める請願
受理日:平成30年8月21日
付託委員会:総務
付託日:平成30年9月3日
議決日:平成30年12月14日
議決結果:不採択(賛成少数)
花井伸子
【請願項目】
老朽化した東海第二原発の運転期間を延長しないよう求める意見書を、国に提出してください。
【請願趣旨】
40年使用を前提につくられた東海第二原発は、ことし11月で運転開始から40年になりますが、日本原子力発電株式会社は昨年11月、運転期間20年延長を原子力規制委員会に申請しました。
この東海第二原発は2011年の東日本大震災時に冷却機能の一部を失い、辛うじて炉心溶融を免れた原発で、老朽化によるトラブルも頻発。震災から7年間もとまっていた原発を再稼働した場合、機器にどんなふぐあいが生じるかわかりません。実際7年間停止後に再稼働した玄海原発3号機は、蒸気漏れ事故を起こしました。こういった経過から、地域住民が不安を募らせるのも当然です。また、原子力規制委員会は、5月23日、東海第二原発を含む7原発12基で腐食や穴が見つかったことを公表。長期間運転を停止していた老朽原発が、重大事故を起こしかねない危険性が明らかになりました。
さらに、福島第一原発事故以降、住民の避難計画は30キロ圏に拡大されましたが、東海第二原発の30キロ圏内に住む96万人が一斉に避難するのは難しく、避難計画がつくれるのか疑問です。
重大事故が起きれば、東海第二原発から110.4キロの戸田市を含め首都圏の3,000万人に被害が及びます。
安全性に問題が多い東海第二原発の運転期間を延長しないよう、国及び関係機関に求めます。
上記のとおり請願いたします。