請願第6号 国保広域化に伴う国保税の大幅値上げに反対する請願
受理日:平成29年11月16日
付託委員会:健康福祉
付託日:平成29年11月30日
議決日:平成29年12月15日
議決結果:不採択(賛成少数)
本田哲
【請願趣旨】
2018年度より、国民健康保険制度の運営主体が市町村から埼玉県に移行します。この4月には「埼玉県国民健康保険運営方針」が公表されました。この運営方針は、市町村の法定外繰り入れを、6年間の期限を定めて解消を迫っています。計画どおり法定外繰り入れが解消されると、戸田市の国保税は1.8倍に引き上げられる試算が出されています。
国保制度は、被保険者の大半が低所得者・高齢者で構成されていること。国の負担が長期的に削減されてきたことから、年所得200万円の4人世帯で年税額が、30万円にも上り、払いたくても払えずに滞納する世帯が増大しています。このため滞納対策として、容赦のない取り立てや差し押さえが行われ、振り込まれた給料が全額差し押さえられ、生活が立ち行かなくなる例も出ています。
これ以上の国保税の引き上げは、さらなる滞納世帯を増大させ、医療を受けられない市民をふやし、社会保障である国保制度を崩壊させるものです。
よって、下記の3項目について請願いたします。
【請願項目】
1.市民の健康と命を守るため、今後も現行の法定外繰り入れを堅持して、国保税の値上げをやめること。
2.低所得者の保険税減免制度を拡充すること。
3.国保税の徴収は、生活と営業の再建を最優先し、保険証の取り上げを行わないこと。